本記事の内容はFTXの内容を記載しています。
FTX Japanのサービスとは異なる場合があります。日本国内でFTXを利用したい方はFTX Japanへの登録・口座開設がおすすめです。
せっかく海外仮想通貨取引所を利用するなら、高いレバレッジを掛けてトレードしたい方は多いでしょう。
FTXでは最大101倍のレバレッジ取引ができるので、少額の投資で大きく稼げる可能性があります。
さらにFTXでは、ポジションにレバレッジ を組み合わせたトークンでの取引も可能です。
FTXには追証がなく、レバレッジトークンの利用時にはロスカットもありません。
本記事では、FTXでのレバレッジ取引やレバレッジトークンについて見ていきましょう。
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FTXでは最大レバレッジ101倍
FTXでは最大101倍のレバレッジで、ハイリスク・ハイリターンを楽しめます。
日本国内の仮想通貨取引所は4倍のレバレッジで固定されているので、FTXのレバレッジ率は魅力的ではないでしょうか?
ここでは、FTXで選べる7種のレバレッジ率をご紹介します。
合わせて、レバレッジ取引で知っておきたい6点も確認しましょう。
(1)最大101倍のレバレッジ
FTXでは以下の7種から、レバレッジ倍率を選択できます。
- 3倍
- 5倍
- 10倍
- 20倍
- 50倍
- 100倍
- 101倍
(2)証拠金率
FTXのレバレッジ取引での証拠金率には、オートクローズ証拠金率とポジション維持証拠金率の2種があります。
オートクローズ証拠金率とは、バックストップ流動性プロバイダーに対してクローズを防ぐために必要な最低の証拠金率のことです。
FTXのレバレッジ取引でのオートクローズ証拠金率は0.30%になります。
ポジション維持証拠金率は、レバレッジ率によって異なります。
FTXの最大レバレッジが20倍以下の時は3%、50倍以上の時は0.60%です。
レバレッジの倍率に関わらず、最低証拠金率からポジションサイズに応じて増加します。
(3)50倍以上のレバレッジには追加手数料
FTXでは50倍以上のハイレバレッジには、追加のメイカー・テイカー手数料を徴収しています。
50倍のレバレッジ で、通常の取引手数料に0.02%のメイカー・テイカー手数料が追加です。
100倍・101倍のレバレッジで、メイカー・テイカー手数料が0.03%上乗せされます。
(4)ポジションリミット
FTXでは全サブアカウントのハイレバレッジのポジションリミットを、加重されたポジションサイズで250万ドルに制限しています。
250万ドルには、オープンオーダーも含まれます。
加重されたポジションサイズは、次のように計算可能です。
ポジションとオープンオーダーサイズ x 先物マーク価格 x 先物ポジション上限ウェイト
ポジションリミットに達すると、250万ドル以上の注文はできません。
またポジションリミットが発動されたユーザーは、高いレバレッジ倍率のオプションへの切り替えが不可です。
ご自身のトレードページの「Position limit(ポジションリミット)」から、自身の確認時点でのポジション額を確認できます。
また同時に、合計ポジション上限額も確認可能です。
ポジションリミットにかかるか危ない方は、定期的に確認しておきましょう。
(5)レバレッジ倍率の変更
FTXのレバレッジ倍率の変更は、アカウントの「Settings(設定)」にて可能です。
「Settings」を開いたら、「Margin」を開いて選ぶレバレッジ率にチェックをします。
ただし、すべてのポジションを精算してから、FTXのレバレッジ倍率の変更をしてください。
FTXでは最大101倍のレバレッジ率を選べますが、ハイリターンはハイリスクの危険も高くなります。
少なくても慣れるまでは、低めのレバレッジ率から始める方が安全でしょう。
(6)追証なし・ゼロカット
FTXにはどんなに高いレバレッジ を掛けても、ゼロカットで追証がありません。
よって万が一大きな損失を出しても、借金の心配がなく安心です。
しかしハイレバレッジ取引で失敗すると、損失も大きくなる事実は変わりません。
ハイレバレッジはハイリターンでもありますが、慎重にレバレッジ率は選びましょう。
(7)強制ロスカット
FTXのレバレッジ取引には、強制ロスカットがあります。
そのため、ロスカット基準に達すると強制的に決済されます。
たとえば維持率が3%の場合は、レバレッジ33%に達するとロスカットされるルールです。
「追証やロスカットを行う基準は証拠金維持率」とする定めは、一般的な仮想通貨取引所では普通です。
なお、証拠金と含み損益の率のことを証拠金維持率と呼びます。
対するFTXでは、ロスカットを行う基準は推定決済価格と証拠金維持率です。
「推定決済価格」は、FTXのトレード画面右側の「インフォメーションボックス」で確認できます。
先物取引の価格が「推定決済価格」に並ぶと、途端にロスカットされます。
多くの取引所と同じく、FTXも証拠金維持率もロスカットの基準とします。
インフォメーションボックスの「メンテナンスマージン要件」が、証拠金維持率に当たります。
同じくインフォメーションボックスで確認できる「マージン分数」が「メンテナンスマージン要件」より低くなると、ロスカットされます。
通常ロスカットの実施は、「証拠金と含み損益の割合」が証拠金維持率より下になった時です。
けれどもFTXでは、証拠金をマーク価格で割った「マージン分数」が、証拠金維持率より低くなった時にロスカットされます。
FTXのロスカット率は変わり続けるるので、定期的にインフォメーションボックスで確認しましょう。
証拠金維持率の変化に合わせて、ロスカット率変わるからです。
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FTX独自のレバレッジトークン
FTXには、独自のレバレッジトークンが5種存在します。
FTXのレバレッジトークンは、ユニークかつ便利です。
ただし、日々のメンテナンス料なども発生する点に留意しましょう。
(1)FTX独自のレバレッジトークン
レバレッジトークンとは、仮想通貨の色々な銘柄に対して、ポジションにレバレッジを組み込んでトークン化したものです。
スポット市場で購入できるレバレッジトークンは、担保や証拠金などを管理する必要がありません。
取引上で、レバレッジトークンを証拠金代わりに利用もできるので便利です。
FTXのレバレッジトークンは全5種類で、すべてERC-20規格*1を満たしています。
ERC-20規格のFTXのレバレッジトークンは、アカウントから出金可能です。
ウォレットからETHウォレットに移動すると、レバレッジトークンの送金もできます。
よって、レバレッジトークンを上場しているプラットフォームへの送金が可能です。
*1 ERC-20規格:
2015年11月19日に発表された「スマートコントラクトの共通規格」のこと。
「ERC」は「Ethereum Request for Comments」の略で、「イーサリアムの技術提案」を意味する。
ERC-20規格の目的は、イーサリアムの開発コミュニティ全体を便利にするため。
レバレッジトークン | レバレッジ倍率 | ポジション |
---|---|---|
BULL | 3 | ロング(買い) |
MOON | 10 | ロング(買い) |
HEDGE | 1 | ショート(売り) |
BEAR | 3 | ショート(売り) |
DOOM | 10 | ショート(売り) |
(2)強制ロスカットがない
FTXのレバレッジトークンには強制ロスカットがありません。
毎日日本時間の午前11時に、自動的にレバレッジトークン自体が、レバレッジを元と同じ水準に調整するからです。
レバレッジトークンの「リバランス」機能により、自身で行うリスク管理の緊張感は緩まります。
さらにFTXはレバレッジトークンに関係なく、「追証なし」に徹しています。
よって、FTXのレバレッジトークンを用いてハイリターンを狙いながら、追証を恐れる必要がありません。
(3)損益幅が広い
レバレッジトークンは、同レバレッジ倍率のマージン取引より利益も損失も大きくなります。
なぜなら、レバレッジトークンはエクスポージャーが変化するからです。
たとえば、トークンが1日で15%、2日で合計30%上昇したと仮定します。
マージン取引での利益は30%です。
しかしリバランスが入るレバレッジトークンでは、32.25%の利益となります。
初日で上昇した15%を加えて、レバレッジトークンが再調整したからです。
相場の向かう方向が合致すれば、マージン取引よりレバレッジトークンを用いた取引の方が儲けが良いでしょう。
反対に損失が発生する時も、マージン取引よりレバレッジトークンの取引の方が大きな痛手を受けます。
レバレッジトークンを使用する取引は、レバレッジ取引よりハイリスク・ハイリターンです。
まずは、低めのレバレッジ率のレバレッジトークンから取引を始めると良いでしょう。
(4)レバレッジトークンの手数料
FTXのレバレッジトークンには、レバレッジトークンの作成および償還手数料が必要な場合があります。
またFTXのレバレッジトークンを所有すると、毎日メンテナンス手数料を支払う義務が生じます。
①作成および償還手数料
FTXのレバレッジトークンを米ドルから作成および償還すると、手数料が0.10%かかります。
しかし現物取引でレバレッジトークンを得た場合は、作成料ならびに償還料は発生しません。
②管理料
FTXのレバレッジトークンの保有価値の0.03%が、日々のメンテナンス手数料です。
FTXのトークンの資産価値から、FTXがレバレッジトークンの管理料を差し引きます。
(5)対応する通貨は多い
FTXで売買できるレバレッジトークンの銘柄の種類は、非常に多くあります。
たとえばFTXの特徴の一つでもある、主要なアルトコインで構成された「Altcoin Index(ALT)」や取引所トークンの集合体である「Exchange Token Index(EXCH)」などです。
一部をご紹介するので、参考になさってください。
- Algorand(ALGO)
- ADA(ATOM)
- ATOM(ATOM)
- ビットコインキャッシュ(BCH)
- バイナンスコイン(BNB)
- ビットコインSV(BSV)
- ビットコインボラリティトークン(BVOL)
- インバースビットコインボラリティトークン(IBVOL)
- ビットマックス(BTMX)
- DOGE(DOGE)
- EOS(EOS)
- イーサリアムクラシック(ETC)
- イーサリアム(ETH)
- フォビートークン(HT)
- LEO(LEO)
- ライトコイン(LTC)
- LINKCHain(LINK)
- Matic(Matic)
- OKB(OKB)
- TRON(TRX)
- テザー(USDT)
- XRP(XRP)
まとめ:FTXは最大レバレッジ101倍+レバレッジトークンに対応!
FTXのレバレッジ取引で適用できるレバレッジ倍率と、あらかじめポジションにレバレッジを組み込んだレバレッジトークンをご紹介しました。
レバレッジトークンを用いた取引は、同じ倍率であればレバレッジ取引よりハイリスク・ハイリターンになります。
またレバレッジ取引には不要ですが、レバレッジトークンは所持しているだけで日々0.03%のメンテナンス料が発生するのでご留意ください。
レバレッジ取引・レバレッジトークン共に、うまく進めば短期間で大きな利益を生むでしょう。
しかし損失方向に転じた時も同じで、あっという間に莫大な損失額となります。
よって、レバレッジ率は慎重にお選びください。
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本記事の内容はFTXの内容を記載しています。
FTX Japanのサービスとは異なる場合があります。日本国内でFTXを利用したい方はFTX Japanへの登録・口座開設がおすすめです。